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2015年12月7日更新

皆さま、おはようございます。本日は、お茶の水女子大学の創立140周年記念式典にお運び下さいまして、まことに有難うございます。
本日こうして、多くの方々にお運び頂き、創立140周年記念式典を共にお祝い頂けますことは、関係者一同にとりまして、大きな喜びでございます。
また、御来賓の皆様には、お忙しい中、ご臨席を賜りまして、まことに有難うございます。心から、御礼申し上げます。
本学は、1875年11月29日にわが国初の女性のための官立の高等教育機関「東京女子師範学校」として、東京?御茶ノ水の地に開校されました。その後、「女子高等師範学校」、「東京女子高等師範学校」の時代を経て、74年にわたって優れた女性教員を育成し、わが国の女子教育を先導して参りましたが、第二次世界大戦後の1949年5月31日に、新制大学「お茶の水女子大学」としての歩みを開始し、今に至って居ります。当時、本学が、女性のための国立の総合大学として新しい道を歩み始めることが出来ましたのは、日本の女子教育が大きく発展する上で、とても意義深い出来事でした。移行に当たっては、様々な困難もあったようですが、当時の教職員や関係者の方々の多大なご努力と、文部省の皆様の温かいご助力の賜物と聴いて居ります。
本学から巣立った卒業生たちは、女性の社会的活動が制限されていた時代にあっても、学びへの強い意欲と社会に貢献したいとの想いを持って努力を重ね、後に続く女性たちのために道を切り拓き、活躍の機会と場を大きく広げてきてくれました。 現在も、本学は、広い視野と豊かな感性をもって、わが国と世界の未来を担うことのできる女性の育成に取り組んでおり、在学生たちは伸び伸びと学問?研究に励み、卒業生たちは、学術?研究、教育、産業、行政など、多様な分野で活躍しています。
2004年に国立大学が法人化されましたが、その際に本学は、本学初の女性学長である本田和子学長の下で、世界中の全ての女性たちの夢の実現を支援したいとの意思を持って『学ぶ意欲のある全ての女